オンラインブティックの第一号を飾る「Classic Pony」—
その正体は、ヨーロッパの高名なメゾンも絶大な信頼を置く、国内最高峰「木馬社」のベロアリボンを惜しみなく重ね合わせた、矜持あるシュシュです。
古来、特別な織り工程とループ状のパイル糸をカットしてつくられる、鮮やかな光沢感が特徴の「ベルベット」は、
主にシルクを原材料とし、製作に長い時間を要する非常に高価な贅沢品でしたが、
1800年代より技術が発達し、まったく同一の製造工程ではないもの、シルク以外の素材でパフォーマンスよく生産可能な「ベロア」となって世に広まりました。
大量生産が可能になったとはいえ、ベルベットと同様の表情を持つベロアは、製品を縫製する過程において困難を伴うこともあります。
それは毛足の長さゆえに縫製時にミシンの針を巻き込んでしまったり、滑りの良さから縫い合わせの位置がずれてしまうという点です。
そのため近年は、作り手側の扱いを容易にする目的もあって、パイルは片面のみに出し、裏面に毛足を出さない工夫を施した生地が主流になりつつありますが、
深い陰影をもつなめらかさは、両面どちらもたっぷりと毛足のある状態で仕上がっているものにはかないません。
HélèneのClassic Ponyに用いているベロアリボンも、両面ともに豊かな毛足で覆われているため、すべての工程を機械で進めることができず、職人による手作業で一点一点仕上げています。
内側は目に触れる場所ではありませんから、こだわらなくてもいいのかもしれませんが、美しさを優先すると採用せざるを得ません。
ぜひお手に取っていただいた際は、結い上げる瞬間の指先に触れる感触に五感を研ぎ澄ませながら、髪の艶と素材が織りなす光沢のマリアージュをお楽しみいただければ幸いです。
#46001 Classic Pony “Traditional”
#46002 Classic Pony “Deux”
#46003 Classic Pony “Deux” Petit
Classic Ponyができるまで